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睡眠の質を上げるためには、体のメカニズムを知った上で日々の過ごし方を考えることが重要です。

質の良い睡眠を促すには、体温がカギになってきます。
人の体は、体温が下がると眠くなる仕組みになっています。
それを上手く活用できるのが、お風呂の時間です。

眠る2時間前あたりに湯船につかり、しっかり体を温まっておけば、布団で眠る時間帯にちょうど体温が下がってくると言われています。

これを利用すれば、体温が下がって生じる眠気のおかげで、スムーズに眠りに入ることができるでしょう。
寝付きが悪い人はぜひ試してみてください。

睡眠に関する問題を抱えながら、昼間の活動度が著しく低下してしまっている人は珍しくありません。
「睡眠負債」という言葉も聞かれ、現代の社会問題の一つとして捉えられています。

その中でも、「睡眠時無呼吸症候群」は大きなトピックとして取り上げられるようになりました。
これは、眠っているときに突然呼吸が途絶えてしまう症状であり、著しく睡眠の質を低下させてしまう原因になります。睡眠による疲労回復効果が減弱されてしまい、眠気がいつまでも取れなくて昼間も眠りに落ちてしまいやすくなるのが特徴です。

自分で気づきにくいのが睡眠時無呼吸症候群の特色で、自分ではよく眠っていたはずだと考えている場合も少なくありません。そのため、睡眠時無呼吸症候群に気づいた事例として多いのは他人に教えてもらったというケースです。

それに一番気づけるキーパーソンとなるのはやはり配偶者であり、同じ部屋で寝ていてたまたま夜に目が覚めたら呼吸をしていなかったというケースはよくあります。
また、職場で仮眠を取っていた時に、突然呼吸が止まっていることに同僚が気づくというのも典型的なケースです。このように、第三者が見ていないと全く本人は自覚がないところが、睡眠時無呼吸症候群の怖いところです。

睡眠時無呼吸症候群は、ストレスが原因になっている場合もあれば、寝具の選び方が問題になっている場合もあるので、ケースバイケースで対応しなければなりません。
もし自分の症状に気付いた際は、ノウハウを十分に持った専門医に相談するようにしましょう。色々な人のパターンを熟知しているため、スムーズに克服できるはずです。

一晩眠ることで、練習してもうまくできなかったことができるようになったり、覚えようとしても難しかったものが簡単に思い出せたりする、という経験はよく見受けられます。

そうした事実を踏まえて、睡眠中に自分の身体の中で何が起こっているのかと疑問に思う人もいるでしょう。
その詳細はまだ科学的にも完全に解明されたわけではありませんが、活動によって損傷を受けた身体を回復して元に戻そうとする代謝が活発に行われていることはわかっているようです。

また、脳では記憶の整理が行われていることが示唆されていて、昼間に詰め込んだ内容を使いやすい形に整える力が働いているとも言われています。

ただ、このような睡眠の力は必ずしも元通りにすることを目標としているわけではないようです。
与えられた環境の中で、より良い形で活動できる身体を作り上げようという力が働いています。そのため、人は睡眠によって総合的に能力を高めることが可能だと言われています。

脳や身体にかかってしまった負担を回復する時間として考えると、昼間に受けた損傷を回復するのに必要な時間よりも長く睡眠時間を確保できればより良い状態に近づいていくことが期待できます。そうした意味でも、十分に深くて長い睡眠の時間を毎日確保することは、非常に重要であるといえるでしょう。

そのため「自分を成長させたい」という時には、むやみやたらに練習に励むのではなく、適度な練習と十分な睡眠を組み合わせることが大切です。