睡眠に関する問題を抱えながら、昼間の活動度が著しく低下してしまっている人は珍しくありません。
「睡眠負債」という言葉も聞かれ、現代の社会問題の一つとして捉えられています。
その中でも、「睡眠時無呼吸症候群」は大きなトピックとして取り上げられるようになりました。
これは、眠っているときに突然呼吸が途絶えてしまう症状であり、著しく睡眠の質を低下させてしまう原因になります。睡眠による疲労回復効果が減弱されてしまい、眠気がいつまでも取れなくて昼間も眠りに落ちてしまいやすくなるのが特徴です。
自分で気づきにくいのが睡眠時無呼吸症候群の特色で、自分ではよく眠っていたはずだと考えている場合も少なくありません。そのため、睡眠時無呼吸症候群に気づいた事例として多いのは他人に教えてもらったというケースです。
それに一番気づけるキーパーソンとなるのはやはり配偶者であり、同じ部屋で寝ていてたまたま夜に目が覚めたら呼吸をしていなかったというケースはよくあります。
また、職場で仮眠を取っていた時に、突然呼吸が止まっていることに同僚が気づくというのも典型的なケースです。このように、第三者が見ていないと全く本人は自覚がないところが、睡眠時無呼吸症候群の怖いところです。
睡眠時無呼吸症候群は、ストレスが原因になっている場合もあれば、寝具の選び方が問題になっている場合もあるので、ケースバイケースで対応しなければなりません。
もし自分の症状に気付いた際は、ノウハウを十分に持った専門医に相談するようにしましょう。色々な人のパターンを熟知しているため、スムーズに克服できるはずです。